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2010年4月23日 (金)

酒飲みと,亡国論

少し汚い話でスミマセン…

4月も終わりに近づきそろそろ新人さんの歓迎会シーズンも終盤という所でしょうか.
不況とはいいつつもどこの飲み屋も大盛況で予約を取るのが難しい状況が続いているようです.

その一方で,日本人の多くは遺伝的にアルコールを分解しにくい体質だそうで,
排水溝の脇や,お手洗いで小間物屋を広げている方が多く見られます.
私もビール中瓶三本で一族郎党十数名全員が酔っぱらい倒れたという記録的な下戸の家系に生まれつき
その遺伝の法則を証明せんとばかりに猛烈に酒に弱い体質です.
しかしながら日本で社会人をやってる限り「酒席の付き合い」というのはどうしてもあるわけで,
宴席の途中度々トイレに中座しつつ,なんとかこなしている状況です.

#後輩や部下に無理矢理酒を飲ますパワハラ馬鹿の話もありますが,
#テーマから外れますのでここでは割愛します.また別の機会にでも.

こんな他人や自分の姿を見る度に思うのは,
「今この瞬間にも世界のどこかでは飢えている人がいる.」ということです.
そして古代ローマ貴族の話を想起します.

古代ローマには併合した周辺諸国より多くの富が集まりました.
そしてその富を一番多く享受したのが貴族たちでした.
彼らは宴会に出るたびに服を仕立てたそうです.
そして宴席には山海の珍味が並び,彼らは寝椅子に寝そべってそれを貪り食べたそうです.
汚れた手は服で拭き(よって服は使い捨て)
腹が満たされれば手に鳥の羽を持った奴隷を呼び出します.
奴隷は鳥の羽で主人ののどの奥を刺激し食べたものを吐かせるのを手伝わせました.
そして別の奴隷が床に飛び散った吐瀉物を片付け,
主人はまた腹がいっぱいになるまで山海の珍味を食べたそうです.
そういった形で富を誇れることが貴族のステータスであったそうです.

こんな話を聞くと「ええっ!そんなの異常だよ」と思うのは自然な心理だと思います.
しかし半面,冷静になってみればこの風景案外今の日本と符合しているように見えるのです.
世界中から集めた富,山海の珍味,吐くまで飲んでまた食べて飲む.
今,こういったことができるということが一種の"異常"なのです.

先日,日本プロフェッショナルエンジニア協会のイベントに参加した時
非常に興味深い講演があったのを覚えています
日本という国には資源がない,
そんな資源のない日本がここまで発展したのは「技術力」を売ってきたからだ.
そして「技術力」を売るための一番の前提条件は『平和である』ということだというのです.
平和とは単に戦争がない状態だけを指すわけではありません.
飢餓や貧困に悩む人がいること,この状態も一種の平和の対義語なのです.

今,アジア諸国の経済発展著しく日本企業も多く進出していますが,彼らに
「日本人は我々から巻き上げた金で吐くまで飲み食いしてる.」
と,思われれば本当に彼らの信を得られることはないでしょう.

少なくとも言えることは栄華を極めたローマ帝国も今やもう滅んでしまったということです.

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